2013.08.20

「パーミッションの意味と使い分け」 – No.5 – 特殊な制限設定

パーミッションについての備忘録、その5です。

特殊な制限設定

ここまでに挙げた設定よりさらに上位の権限設定がある。その中から比較的使用頻度が高いものを紹介しよう。「Sticy」という設定で、ディレクトリを所有者とroot権限の持ち主のみが名前の変更と削除ができるというものだ。たとえば、サイトを更新する人が複数いた場合、内容の更新はできても、ディレクトリ内のファイルそのものを削除したり名称変更したりできないようにしたい、といった場合に使える。「Stick」は八進表記で「1」で表記され、先ほどの3桁の数字の前につけて設定を行う。これらは「chmod 1775」など、コマンドを打ち込むことで設定できる。より管理を厳密に行う場合には使用を検討したい。

とても単純なミスが大きなトラブルを招くこともあるパーミッション。どの設定にしても、もっとも基本的だが重要なことは、パーミッションを設定したあとにブラウザでそのファイルにアクセスして確認することだ。怠らず、安全なサイトづくりに努めよう。

引用元: 第2回 「パーミッションの意味と使い分け」 – MdN Design Interactive.