WPNavigator.comより
最近のCMSの動向 WordPressとMovable Typeとの比較
日本国内でのCMSとしては、WordPressとMovable Type(ムーバブル・タイプ)が有名なので比較してみます。
開発言語や使用できるデータベースの種類など、両者には明確に異なる部分がある一方で、Movable TypeがGPLライセンス版の「MTOS」をリリースし、WordPressは有償サポートを開始するなど、ここ数年で違いがなくなりつつある部分も増えている。
もっともよく取り上げられる両者の違いの一つに生成するコンテンツが静的か動的かという点があるが、その部分だけでは一概に特定の用途への向き不向きを判断できない場合も多い。実際に海外では、高負荷がかかる大規模なサイトがWordPressで問題なく運営されている例も少なくないからだ。
世界的に見ると圧倒的なシェアを誇るWordPressには、それゆえに享受できるメリットがたくさんある。たとえば、無料で公開されているプラグインやテーマの種類は、Movable Typeとは比較にならないほど多い。また、昨年頃からのWordPress自体の急激な進化の具合には目を見張るものがある。もともと簡単だった操作がさらに改良され、管理画面のインターフェイスデザインなどもより使いやすいように洗練されてきており、ストレスを感じることなく操作することができるのだ。
あくまで感覚的なことではあるが、たとえMovable Typeでその速度が劇的に改善される可能性があったとしても、「再構築」という作業があるかないかという点は、ユーザーによっては決定的な差となっているようだ。