白飛びと黒潰れ
写真の撮影をしていると、白飛びと黒潰れにぶつかります!必ずしも失敗ではないですが、今回はその2点のお話しです。白飛びについて
白飛びとは、一定の明るさ以上ある部分が、白一色になってしまう状態のことをいいます。下の写真の、白鳥の体や羽の境目などが真っ白になっていますよね。 白飛びは、カメラの階調が再現できる範囲を超えると発生します。白飛びが発生した部分の階調の情報は失われているので、修正をしようと思っても思うようにできません。黒潰れについて
黒潰れとは逆に、暗い部分の階調が失われて、黒一色になってしまう状態のことをいいます。白飛び同様に黒潰れも、発生した部分の階調の情報は失われているので、修正をしようと思っても思うようにできません。白飛びと黒潰れを防ぐために
白飛びや黒潰れを、完全に防ぐことはできませんが、少しでも軽減させることはできます。- オートの露出補正ではうまくできない場合があるので、ヒストグラムの見方を覚えながら、露出を変え何枚も撮影する。
- 白飛び・黒潰れ両方が起きやすい、逆光は極力避ける。
- RAWデータで残す。(出力されたデータをカメラ内部ではあまり加工せず、生に近い状態で保存したファイルのため、色情報が多く白飛びや黒潰れを修正しやすいため。)