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サイバー犯罪から自分を守るためのセキュリティ対策 No.8 ウイルス対策ソフト

ウイルス対策ソフトを正しく使う

1.ウイルス対策ソフトを導入する

ウイルス対策ソフトは、コンピューターウイルスを検出して取り除くソフトウェアです。さまざまな経路で侵入しようとするウイルスによる被害を、未然に防いでくれます。

ウイルス対策ソフトを導入していないパソコンをインターネットに接続すると、ものの数分でウイルス感染すると言われています。ウイルス対策ソフトの導入は、パソコンを利用する上で必須のセキュリティ対策です。

2.ウイルス定義ファイルは常に最新の状態に

これまでに報告されているウイルスの特徴が記録されているのが、「ウイルス定義ファイル」です。このファイルによって、ウイルス対策ソフトはウイルスを検出します。新しいウイルスが発見されると、その情報はウイルス定義ファイルに追加されますが、定義ファイルにないウイルスは検出できません。

つまり、せっかくウイルス対策ソフトを導入していても、ウイルス定義ファイルの更新が行なわなければ、新しいウイルスと見逃してしまうことになります。ウイルス定義ファイルを最新の状態に保つことは、ウイルス対策ソフトを使う上での鉄則と言えます。一日一回は更新するようにしましょう。

3.ファイアウォールの設定を有効にする

ファイアウォールとは、外部から家庭内のネットワークへの不正侵入を防ぐための機能。内部のネットワークと外部のインターネットの間で出入りするデータを監視し、決められたルールに沿ってデータを通過させるかどうかを判断します。いわば不正侵入という火事を食い止める「防火壁」です。

パソコンのファイアウォールは、必ず有効に設定しておきましょう。ウイルス対策ソフトのほか、ウィンドウズのOSにも搭載されています。ただし、複数のファイアウォールを重複して有効にすると正しく動作しないことがあるので、いずれか一つだけを有効にして使用しましょう。

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